日常風景のなかで

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【資料】デボン紀と石炭紀

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細かい考察は後に回すとして、概要だけでもまとめたいと思います。

 

デボン紀 - Wikipedia

デボン紀(デボンき、Devonian period)は、地質時代の区分のひとつである。古生代の中ごろ、シルル紀の後、石炭紀の前で、約4億1600万年前から約3億5920万年前までの時期を指す。デヴォン紀と記載されることもある。イギリス南部のデヴォン州に分布するシルル紀の地層と石炭紀の地層にはさまれる地層をもとに設定された地質時代である。デボン紀は、魚類の種類や進化の豊かさと、出現する化石の量の多さから、「魚の時代」とも呼ばれている。

 

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石炭紀 - Wikipedia

石炭紀(せきたんき、Carboniferous period)は、地質時代の区分のひとつ。古生代の後半で、デボン紀の後、ペルム紀の前の時代を指し、これはおおよそ現在より3億5920万年前から2億9900万年前までの時期にあたる。この期間はデボン紀末の大量絶滅からペルム紀直前の数百万年に及ぶ氷河期で区切られている。
名前の由来はこの時代の地層から多く石炭を産することによる。この地層から石炭を産するのは当時非常に大きな森林が形成されていたことの傍証となる。

 

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シルル紀節足動物、植物が海から陸にあがりました。これに次いで、デボン紀に河川域で生息する硬骨魚類から進化した両生類が陸にあがります。両生類はユーラメリカ大陸で生まれました。ユーラメリカ大陸とは現在のアメリカ東海岸グリーンランドスコットランドなど合わせたような大陸です。この時代にはアーケオプリテリスのようなシダ状の植物が河川周辺に森林を形成していました。

 

石炭紀には多くの森林が形成されます。緑豊かな時代だったのでしょう。比較的温暖なユーラメリカ大陸とは異なり、もう一つの巨大な大陸であるゴンドワナ大陸は南極に位置していたため寒冷でした。この時代は酸素が豊富であり、何も問題がなさそうですが、実際は森林の増加によって二酸化炭素が大気中に還元されず、植物は石炭化してしまったようです。二酸化炭素濃度の現象も恐らく寒冷化の一因と見られているようです。

 

社会学においてしばしば進化論に見られるような視点から、政策論的な妥当性を見出そうとする議論が見られます。しかし、生物のマクロ進化は比例関数のような順風満帆な道筋を辿ってきたわけではないはずです。繁栄することによって環境が変化し、その環境の変化によって衰退、滅亡を引き起こすということは当然あると思います。また、生物の進化とその進化を取り巻く環境とは別に、不意にその環境を一変するような天変地異も時折起こります。

 

幾つかの社会学的な議論は幾つかある重要な前提の内、このような前提をしばしば無視している事があります。皮肉なことに社会学における進化論的な議論の幾つかは、生物のマクロな進化、ミクロな進化について実際は無関心である場合が多いと思います。

 

私が社会科学を論じる上で、自然科学の幾つかの前提を挙げないわけにはいかないのではないかと思うのはこのような視点に沿っています。

 

私たちの心も身体も突然に何ものかの意思によって出来上がったものではありません。生命の起源も生命の歴史も不可思議かつ不可知的な部分がありますが、それでも生物学的な研究の成果に基づけば生命はどうやら40億年という膨大な道筋を歩んできたということのようです。この前提を私はどの程度受け入れるかという問題は別として受け入れざるを得ません。

 

仮に生命の歴史の仮説が実際は不十分であり、間違っているものであると仮定しても、私は古代ユダヤ教をルーツに持つ一神教が説く創世記は信じることができません。ヒトという存在者の理解にキリスト教にせよ、ユダヤ教にせよ、イスラム教にせよ十分に答えきれていないというのが私の感想です。ついでに言いますと私は古事記日本書紀の神話も信じていません。従ってそのような宗教的基盤の上に発達した政治学も経済学も改めて見つめ直す必要があると考えます。

 

そのためにも今一度、生物学や地球科学や物理学、心理学や論理学や言語学と共に再点検する必要があると考えます。

 

ここでのまとめはそのための糸口の基盤としたいと考えています。