日常風景のなかで

日々の生活のなかで思ったことをつらつらと調べながら書きつづります

【資料】オルドビス紀とシルル紀

www.youtube.com

 

現時点でオルドビス紀シルル紀の詳細を知るための資料が手元にありません。ここでは骨組みだけを作りたいと思います。

オルドビス紀 - Wikipedia

オルドビス紀(オルドビスき、Ordovician period)とは地質時代古生代前期における区分で、約4億8830万年前から約4億4370万年前までを指す。オルドヴィス紀とも書かれる。オルドビスの名前は、模式地であるウェールズ地方に住んでいた古代ケルト系部族「オルドウィケス族」(Ordovices) からついた。


オルドビス紀は、生物の多様化がカンブリア紀並に進んだ時代である。オウムガイに代表される軟体動物や三葉虫のような節足動物、筆石のような半索動物が栄えた。また、オルドビス紀後期には顎を持つ魚類が登場した。


オルドビス紀末には大量絶滅が起こった。

f:id:funthought:20150326060119j:plain

 

f:id:funthought:20150327102455j:plain

 

シルル紀 - Wikipedia

シルル紀(シルルき、Silurian period)とは、地球の地質時代の一つで、古生代に属し、約4億4370万年前から約4億1600万年前をさす。オルドビス紀より後の時代であり、デボン紀の前にあたる。この時期、生物の本格的な陸上への進出が始まり、陸棲節足動物や最古の陸上植物が出現する


1835年にイギリスのロデリック・マーチソンがウェールズの古民族名「シルリア族」より命名した(1950年頃までは、スウェーデンのゴトランド島にちなんで「ゴトランド紀」とも呼ばれていた)。


シルル紀初期、南半球にはゴンドワナ大陸というかなり大きな大陸があり、赤道付近には、シベリア大陸ローレンシア大陸バルティカ大陸という3つの中程度の大きさの大陸、そしてアバロニア大陸、カザフ大陸(カザフスタニア)などといった幾つかの小大陸があった。

ローレンシア大陸バルティカ大陸、アバロニア大陸の間にはイアペトゥスという浅い海が広がり、多くの生物が繁栄していた。しかし、3つの大陸は徐々に接近し、約4億2,000万年前に衝突した。このためイアペトゥス海は消滅し、ユーラメリカ大陸ローラシア大陸とも)という大陸が形成された。

 

f:id:funthought:20150326060200j:plain

 

f:id:funthought:20150327103300j:plain

 

 

f:id:funthought:20150327101729j:plain

 

カンブリア紀に爆発的に生物が多様化した時代から現代にいたるまでの地質時代の区分を顕生代と呼びます。

 

学術的にこの顕生代は三つの大きな区分で分けられています。一つが、カンブリア紀から地球史上最大の大量絶滅が起こったペルム紀末までを古生代と呼びます。次にペルム紀直後の三畳紀から白亜紀末の大量絶滅までの時代を中生代と呼びます。そして白亜紀末の大量絶滅の後の時代である古第三紀から現代までを新生代と呼びます。

 

ペルム紀末に起こった大量絶滅によってその時代の前後に非常に大きな変化が生じます。この大きな事件を現わす概念をP-T境界(Permian–Triassic extinction event)と呼びます。また、白亜紀末に起こった大量絶滅をK-T境界またはK-Pg境界(Cretaceous–Paleogene extinction event)と呼びます。K-Pg境界が最近の学術的な呼び方のようです。ちなみに中生代に一時代を築き上げた恐竜が絶滅したのはK-Pg境界のときです。

 

古生代カンブリア紀のあとオルドビス紀シルル紀を迎えます。カンブリア爆発が起こったカンブリア紀や恐竜が栄えた中生代ほどの華やかさはないかもしれませんが、この二つの時代にも小さくない変化が起こっています。カンブリア紀爆発によって多くの生物が生まれましたが、その殆どが子孫を残すことなく絶滅しています。

 

オルビドス紀には現代の多様な生物の直系にあたる生物の原型が見えてくる時代のような気がします。またシルル紀には脊椎動物に先駆けて節足動物や植物が陸に上がります。人類の視点に立ってみるならば、脊椎動物が陸にあがるための下準備が出来た時代と捉えることができそうです。脊椎動物が魚類から両生類に進化するのはこのシルル紀の後のデボン紀になります。

 

カンブリア紀からデボン紀に至るまでのその時代の名称の由来は全てイギリスの地名や民族名からのようです。ダーウィンの進化論もそうですが、人類史以前への学術的な関心が、まずイギリスにおいて華やいだというのは少しばかり羨ましいです。